建設現場安全管理の指針って何?
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2023/05/03
コラム

建設現場は安全であることが第一に求められます。
工事を行う上で必要な安全管理は、14の指針が出されています。
ここでは、その建設現場安全管理の指針について紹介します。
▼建設現場安全管理14の指針とは
建設現場安全管理14の指針は、建設現場に関わる元方事業者と関係請負人が一緒に安全管理を徹底するように求められたものです。
建設現場で、重大な事故が起こらないようにするためのルールといったところです。
▼建設現場安全管理14の指針の内容は?
■安全衛生管理計画の作成
建設現場における基本方針や、労働災害防止策の重点事項を内容とする安全衛生管理計画を作成すること。
■過度の重層請負の改善
仕事の負担を一括しないことや、労働災害を防ぐために事業者責任を遂行することのできない単純労働の労務提供のみを行う事業者等にその仕事の一部を請け負わせないこと。
■請負契約における労働災害防止対策の実施者及びその経費の負担者の明確化等
労働防止に使用する経費の負担者を明確にして、内訳も明示すること。
■元方事業者による関係請負人及びその労働者の把握等
労働者の数や管理責任者の氏名や、請負内容などを把握しておくこと。
■作業手順書の作成
元方事業者は、関係請負人に対し、労働災害防止に配慮した作業手順書を作成するよう指導すること。
■協議組織の設置・運営
協議組織の会議を毎月1回以上開催すること。
■作業間の連絡及び調整
関係請負人の安全衛生責任者またはこれに準ずる者が調整の連絡を密に取り合う事。
■作業場所の巡視
責任者が作業日1回以上安全の為、巡視を行う事。
■新規入場者教育
新しく入ってきた者に、安全面に関する指導などを教育すること。
■新たに作業を行う関係請負人に対する措置
協議組織の会議内容や作業間の連絡調整の結果を周知すること。
■作業開始前の安全衛生打合せ
関係請負人に対して毎日労働者を集め、作業開始前の安全衛生打ち合わせを実施するよう指導すること。
■安全施工サイクル活動の実施
安全施工サイクル活動を展開すること。
■職長会(リーダー会)の設置
職長会(リーダー会)を設置するよう指導すること。
■関係請負人が実施する事項
・安全衛生管理計画の作成
・安全衛生推進者の選任
・安全衛生責任者の選任
・安全衛生パトロールの実施
・労働災害の原因の調査および再発防止対策の樹立
を行う事。
▼まとめ
建設現場では、危険が伴いますが安全管理14の指針によってしっかりとルールが守られています。
もし、建設現場で働くことがあったら確認してみましょう。